当社の調査特徴

エアー加圧による音聴調査 (当社の漏水調査の特徴)

 当社の漏水調査(工法)の特徴は、エアー(空気)をうまく利用することです。 エアーを利用し下記の調査をおこなっています。

エアー加圧による音聴調査

当社では、音聴調査を実施する際に、水の代わりにエアーによる加圧を行う工法も採用しています。
これは微少な漏水や、プール漏水に有効な場合が多いからです。
漏水箇所は水が漏れているわけですから、管の周りに水が滞留する事が多く(プール漏水)、漏水音が減少または消滅する事があります。漏水量が少なければなおさらです。たとえて言うと、シャワーから出る水を漏水として、それを浴槽につけるとどうなりますか?シャーという噴射音やタイルにあたる水の跳ねる音が消えるのが想像出来ると思います。漏水箇所もこれと同じ様に音が消えてしまうことがあります。
また最近では配管材料の向上により継ぎ手や管の破損による漏水に変わり、継ぎ手部の抜けによる漏水が多くなっており、継ぎ手と管の隙間全体から水の流出があり噴射音が小さいくなる傾向もある。

当社ではこれを逆手にとり、エアーで加圧をすることにより滞留した水の中でボコボコと音を発生させ、微少漏水やプール漏水の検出に役立てています。
水圧をかけた状態で音聴調査を実施しても、検出されなかった漏水が、エアーにより加圧をする事により、検出出来る事が良くあるのです。


エアー加圧装置

プール漏水の様子(1)

プール漏水の様子(2)

空菅による相関式調査

地上からの音聴調査には限界があります。漏水量が微少であったり、埋設が深いなどの条件により 漏水音が地上まで伝わらない場合、音聴調査では漏水箇所は発見できません。
こういった場合当社では、空管による相関式調査を実施し、漏水箇所の発見に挑んでいます。

通常、相関式調査は管が水で充たされた状態で栓弁に伝わる漏水音を捉え漏水箇所を算出しますが、漏水量の少ない一般住宅等での漏水では、塩ビ管や小口径の為(伝達率が小さい、伝達率が不均等)、栓弁まで漏水音が伝わりにくい、また管路延長が不明など測定が困難な場合がおおい。
しかし、コンプレッサーにより管内の水を排出することによって、空気に漏水音が伝わり、漏水音の伝達距離が飛躍的に伸びます、そして空気を伝わる音速は均一であるため算出されたデーターの誤差は非常に小さくなります。またホワイトノイズ法(片側センサーより音を発信し到達時間から距離を算出)により測点間の距離が測定できるため、管路延長が把握出来るため、管路の把握もしやすくなります。


エアー加圧状況

測定状況(1)

測定状況(2)